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南アフリカのダーバンからレソトへ


皆さんはレソト王国という国をご存知ですか? 地図を見ると、南アフリカの中にすっぽりと囲まれた地域が。 「特別区?」とも思えるこの場所、実は歴とした独立国なのです。

島国生まれの私にとって、陸続きで別の国に行けるだけで驚きなのに、 「国の中に国がある」なんて‼️

神秘的な国レソト王国を自分の目で見るためにやって来ました 🛬

お世話になった旅行会社さんはこちら ⬇️

サニパス&レソト プライベートツアー

基本的にはアンダーバーグ(Underberg)からの出発ですが、ダーバンから送迎も別途追加することができます。 今回は送迎をお願いしたので、朝の 6 時にピックアップに来てくれました。 空はまだ薄暗いし眠い 🥱 アンダーバーグまでは睡眠時間にしよう、と決めてウトウト。。。

。。。していると

「カフェ休憩だよ。アンダーバーグまで、あと 1 時間ぐらいあるから小休憩さ。」

ということで立ち寄ったのが「ROX COFFEE」。

alt お店の詳細はこちら

美味しいコーヒーを買おう!と意気込んでカウンターに向かうと、
なんと「ヴィーガン・ホットチョコレート」があるではありませんか 🍫 朝の温かくて甘い飲み物は、なんだか癒されるなぁ、などとカップを抱えて車中に戻ります。

ホットチョコレートを啜りながら車窓をぼんやり眺めていると、
あっという間にレセプションに到着しました。

お迎えに来てくれたドライバーさんとここでお別れをして、
ツアーガイドの D さんと合流します。
D さんは大柄で優しい雰囲気の男性のガイドさん。

これから3日間、よろしくお願いします 🙇

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お手洗いを済ませたら、四駆に乗り換えて出発 🚗
サニ・パスに向かいます。

「サニ・パス」とは世界遺産である「ドラケンスバーグ山脈」に位置する南アフリカとレソトを結ぶ道路。
レソトへ越境を目指す人はもちろん、山脈の美しい景観を一目見ようと、沢山の観光客が訪れる人気スポットでもあります ⛰️

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下の画像は3日間お世話になる四輪駆動車。「ほとんど未舗装」と言われているレソトの道もこれで安心です!

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およそ 1 時間でサニパスに到着。 いよいよ峡谷に突入です。

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急なカーブをガタゴト揺られながらグングン進み、 alt

サニ・パスを遠くに更に揺られます。

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2 番目の目的地に到着。 小川を超えて壁画のある場所に向かいます。
橋は無いので大きめの石や岩を伝って渡ります。

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対岸にたどり着いたら草をかき分けつつ山を登って、

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壁画のある場所に到着しました。 大昔にこの地に暮らしていた「サン族」が描いた絵をこうして見ていることが不思議な気がします。

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確か、この絵は人が沢山集まって何かしているところだったような気が、、、 ガイドさんが丁寧に説明してくれましたが、色々見て回っているうちに失念してしまいました。 メモしておけばよかった ✍️

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壁画を後にして、国境に来ました。 パスポートにスタンプを押してもらって入国。
スタンプには「sani pass」と刻印されていました。
いよいよ、ここからレソト王国です ✨

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早速向かったのは「ハイエストパブ (Highest Pub in Africa)」。 標高は 2,874 メートル! 富士山の山頂よりやや低い高さにパブがあるなんて 👀

alt Highest Pub in Africa 詳細はこちら からどうぞ。

一息ついた後は、ランチタイムです。 今日のお昼ご飯はレソトの家庭料理。
人生初のレソト料理に胸が昂まります 🍽️

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レソトの伝統的なとんがり屋根の家に到着すると、既に食事が用意されていました。 美味しそう 🧡

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「ウガリとスクマウィキの炒め物(Ugali & Stir-fried sukuma wiki)」 ウガリはとうもろこしなど穀物の粉を水で炊いた、伝統的なレソトの主食。
そして、スクマウィキはケールの一種で、炒めて主食のウガリと一緒に食べます。
美味しかった ✨

ヴィーガンです。

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直火で焼いたふわふわのパン 🍞
一度には食べきれないので、車に持って帰って、おやつにします。

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パンをつまみながらレソトで一番標高の高い「Highest Point」を通過し、

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ヒーラーの村にやって来ました。 正面の三角屋根の家の中で儀式が行われます。
伝統的な衣装を着たヒーラーが訪問者の幸せをお祈りしてくれます。

神聖な場所なので画像を載せられないので、興味のある方は実際に訪れてみてください.

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ヒーラーの村を後に、更に奥へ進んでいきます。

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ダイヤモンドの採掘場を車内から見学して、

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三角屋根のかわいい家々を通過して、、、と気になるものを発見 💡

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山に「OXBOW」と書かれている!
「OXBOW」とは村の名前。村の名前が山に刻まれていました。

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四駆は更にレソトを奥深く進み、すっかり暗くなりきった頃、
今夜の宿、バード・ヘブン・ゲストハウス(Bird Haven Guesthouse Leribe Lesotho) に到着。 とんがり屋根の伝統的な建物の素敵なゲストハウスです 🏠

ベジタリアンの美味しいディナーを頂いたら、
明日の長距離移動に備えて、おやすみなさい 🛏️💤

alt 宿の詳細はこちら

2 日目は「ハ・コメ洞窟(Ha kome cave)」からスタートです。

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「ハ・コメ洞窟」とは、200 年ほど前に他の部族に攻め入れられた「コメ族」が、
敵から逃げるために作られた洞窟村です。 当時は家長を筆頭に大家族で住んでいましたが、現在住んでいるのは一人だけ。。。

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「え? 今もここで暮らしているのですか?!」 と驚いて聞き返してしまいました。 そうなのです、ここは観光地であると同時に実際に人が暮らしている家なのです!

「だけど、若者はみんな出ていって、山の上の方で暮らしているけどね。」 とガイドさん。 私が観光している間にも、住人の女性は火を起こしたり、日常生活を営んでいました。

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ここにも壁画が。 国全体に歴史が刻まれている感じがします。

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洞窟を後にして次に向かったのは、
Thaba Bosiu Cultural Village(タバ・ボシウ文化村)。 alt

レセプションでチケットを購入すると、施設を案内してくれるガイドさんが来てくれます。

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中に入ると正面に何か記念碑のようなものがあります。

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彼は、モショエショエ 1 世。レソト王国の初代の王様。 サン族からソト族を守り建国したレソトの英雄です。

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民家。丸い屋根が「ハ・コメ」に似ています。

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丸い敷地に、何やら均等に石が置かれているこの場所は何だと思いますか?
実はココ、学校なのです ✏️📖

石が置かれているところが机?椅子? 生徒一人で一つの石を使います。青空学校ですね 🌞

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レソトの文化を学んだ後は、恐竜の足跡を見に向かいます。 と、その前にお昼ごはん 🥪 ホテルで作って貰ったサンドイッチと果物たくさん 🍎🍐🥝、
それから果汁 100%のベリーミックスジュース 🧃 サンドイッチはベジタリアンです。

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移動中の車窓から。

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車を走らせていると雲行きが怪しくなってきて、、、 恐竜の足跡のイラストが描かれた看板が出て来た頃には、
すっかり地面がぬかるんでいました。。。

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だけど、ここまで来たからには諦めきれません! 意を決して山を登ります。

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そして足跡に到着。
「あっという間に着いた? 実は近かった?」のではありません 😭
登山中、滑って落ちないように必死だったので、写真を撮る余裕がありませんでした 💦 しかし、足跡はバッチリ撮って来ましたよ 👍

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看板に描かれていた絵と同じ足跡。

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「あっちの方から来たんだよ〜」 と写真の正面の方を指さしてガイドさんが教えてくれました 👆

他にもこんな足跡とか、

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指が長い感じのも。

それぞれ名前を教えてくれましたが、そもそも恐竜に詳しくない私は、種類を識別するための情報に欠けていたため、脳内を通り過ぎていきました(つまり失念した)。

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どうにか恐竜の足跡を見ることもできたので、
2 日目最後の観光ポイント「ブランケット・ショップ」に向かいます。 と、途中に U 字に曲がった川が見えました。

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「なるほど 💡」

先ほどの町の名前の「OXBOW」。
英語で「U 字型に曲がった川の内側の土地」という意味があるのです。 もしかして、さっきの「OXBOW」の町の名前はこの川なのでしょうか?
もし知っている人がいたら教えてください 🙏

そしてお店に到着。 鮮やかな青色のドアがカワイイ 💙

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ショップというので、お土産を購入する時間かと思っていたら、
貴重なブランケットの品々を、解説付きで見せてくれる 素敵なデモンストレーションのお店でした ✨ 国土全てが標高 1,000 メートルを超えるレソトでは防寒対策は必須。
ブランケットはレソトの人にとって欠かせないものです。

下の画像は馬と蹄鉄が描かれたブランケット。

「レソトの女性は、赤ちゃんが病気になるとこのブランケットで母親自身と赤ちゃんを包んで、馬に乗って病院に行くのよ。」

と、店員さんの女性が教えてくれました。 大切なブランケットに描かれた大切な馬。
レソトの人達が、いかに自然の資源を大切に思っているのかが伝わってきます。

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他にも、ハートのような模様が描かれたブランケットなど数点を見せてくれます。

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デモンストレーションが終わると外は真っ暗になっていました。

「ホテルまではちょっと遠いよ。」

そう、これから私たちは首都、マセル(Maseru)、を通過してセモンコン(Semonkong)に 向かうのです。 雨の夜の街を「異国情緒たっぷりだなぁ、」と眺めていると、いつの間にかウトウトしていて、気がついたらホテルに到着していました。

泊まったのは(セモンコン・ロッジ)Semonkong Lodge。 客室に暖炉のある素敵なロッジです 🪵

alt 宿の詳細はこちら

翌早朝。 薄暗い寒い中、向かったのは「マレツニャーネの滝(Maletsunyane Falls)」。
レソト最大落差の滝です。 そして、旅のお供はこの子、ポニー 🐎

こちらのホテルでは、ナント!乗馬体験ができるのです 👍 レソトの人と同じように馬に乗って移動する体験がしたかった私は、もちろん乗馬を申し込みました。

ポニーの背中から振り落とされないように注意しながら滝に向かいます。
道が分岐しているときは「こっちの方が安全かな?」と手綱を引くも、
その指示に惑わされることなく、ポニーは最善の道を選んで進んでくれます。頼もしい 💪

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滝に到着するとすっかり明るくなっていて、朝日がキラキラ差し込んでいました。 そして目の前に広がる大地。

「滝って、そういえば川を流れてきた水が落ちるんだっけ。」 と、当たり前だと思っていたことに驚いてみたり。

または、「文明は水辺に発展します。」 という社会科の先生の言葉を思い出してみたり。

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滝と馬を堪能した後は朝食をとってチェックアウト。
最終日の今日は、アンダーバーグに向かいます。

最後の観光に訪れた場所がココ。 町? ローカルなお店の並ぶ通りを散策します。

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vodacom の文字を発見 💡 SIM カードが買えるのでしょうか?

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町歩きが終わると後はひたすらドライブです 🚗

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すっかり馴染んだレソトの山とお別れするのが寂しい。。。

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お昼ご飯は、ロッジで作ってもらったサンドイッチとりんご、甘いお菓子、アップルサイダー。 道路脇の小高い岩の上で、レソト最後の食事です。

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プライベートツアーなので、行きたい場所やしたい事を伝えながら、それぞれに合ったプランを一緒に組み上げることができますよ 📝

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。